暑い日が続きますので、今日はイランのビールのご紹介です。画像はイスタク(ایستک)多分イランでシェアナンバーワン。
といってもイランではアルコール類は販売しておりませんので、見た目がビールのノンアルコール飲料です。マーオッシャイールと言います。
それでうまいかまずいかというと、最高にうまい。私はとても気に入っています。
日本のノンアルビールって、本気で味にこだわって飲むものじゃないですよね。アルコールの飛んだ苦いだけの飲み物で、おいしくないです。私はアルコールを数年前から控えているので、宴席になるといつもノンアルビールになるのですが、コップ2杯目からはかなり苦痛です。
一方、イランのものはフルーツの甘味がついていてすっきり、ゴクゴク飲めちゃいます。ビールというより、どっちかというと炭酸の清涼飲料水に近いのですが、ちゃんと醸造してつくってるようです。暑いイランの街中を歩き回った後、店に入ってコイツを買ってプシュっとやるのが最高。
たくさんの銘柄があります。
馬のマークのヘイデイ。キレがあって私の一番のお気に入り。エフェスはちょっと苦みが強いかな。
スター。あまり売ってるのは見かけないですがこれもイケますよ。
レモン味を筆頭に、さまざまなフルーツの味があるので飽きないですね。炭酸の強さはビールと同じくらいなので、ちょうどよいです。
いずれにしてもアルコール飲料は大っぴらには売られていないのですが、他にもこんなカクテル風の飲み物があったりします。
アイシーモンキー。これはピニャコラーダ味。
結構風味が強いので正直あまり日本人の口には合わないと思います。
この手のビンを買うときに注意するところがあって、王冠がひねると開くタイプと栓抜きが必要なタイプとがあって、区別がつかないんです。レジで開けてくださいってお願いしたら、ひねってホラヨって渡されたり、ホテルの部屋に戻り、いざ飲もうとしてひねったら開かなくて、フロントに栓抜きを取りに行ったり。ちなみに栓抜きはサルバーズコンもしくはボトリーバーズコンと言います。こういう時に限ってフロントで単語が出てこなくて困ります。
炭酸飲料にはやっぱりポテトチップが一番だと思うのですが、イランのポテトチップには2大ブランド(?)があります。カルビーと湖池屋みたいな。
これはマズマズ。日本じゃ絶対売れないネーミングですが、ペルシア語で「味」を指すのが「マゼ」なのでそこからの名前でしょう。
こっちはサルのキャラクターのチートズ。ポテトチップ以外にもこのサルのついたスナック菓子が店にいくと大量に並んでいます。
食べた感触はどちらもLaysのポテチと似ています。チートズのほうがしょっぱくて好きなのですが、友人のイランの女の子は絶対マズマズのほうがおいしいといって譲らなかったので好みかと。ケトルクックなんかも出していて結構がんばってますよ。
イラン製というと品質的にアレなイメージですが、食品についてはちゃんと監理されているようで、しっかりとした印象です。この間買ったガリガリ君の棒がひどく斜めに刺さっていてイラッとしたのですが、イランの棒アイスの棒はズバっと真ん中にまっすぐ刺さっています。あ、でも味はガリガリ君のほうがおいしいですよ。